2007年10月15日
易経って知ってますか
易経(えききょう)は占筮に用いられる書物。『周易』(しゅうえき、Zhōu Yì)または単に『易』(えき)とも言う。また儒教の基本テキスト五経の筆頭に挙げられる経典でもある。太古よりの占いの知恵を体系化し組織化し、深遠な宇宙観にまで昇華させている。三易のひとつ。
今日なお行われる易占法の原典であるが、『易経』成立当時の占いは現代の軽さとは大いに趣きを異にして、古代にあっては、共同体の存亡に関わるきわめて重要かつ真剣な課題の解決法であり、占師は政治の舞台で命がけの責任をも背負わされることもあった。
現行『易経』は、本体部分とも言うべき(1)「経」(狭義の「易経」。「上経」と「下経」に分かれる)と、これを注釈・解説する10部の(2)「伝」(「易伝」または「十翼(じゅうよく)」ともいう)からなる。
(1)「経」には、八卦のくみあわせによってできる六十四卦の図象と、その意味について記述する卦辞と、それぞれの卦を構成している6本の爻位(こうい)の意味を説明する384の爻辞(乾・坤にのみある「用九」「用六」を加えて数えるときは386)とが、整理され箇条書きに収められ、上経(30卦を収録)・下経(34卦を収録)の2巻に分かれる。
(2)「伝」(「十翼」)は、「彖伝(たんでん)上・下」、「象伝(しょうでん)上・下」、「繋辞伝(けいじでん)上・下」、「文言伝(ぶんげんでん)」、「説卦伝(せっかでん)」、「序卦伝(じょかでん)」、「雑卦伝(ざっかでん)」の計10部である。
なお、1973年、馬王堆漢墓で発見された帛書『周易』(前漢初期(紀元前200年頃))写本に「十翼」は無く、付属文書は六篇(二三子問・繋辞・易之義・要・繆和・昭力)で構成されていた。
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